シモオヌよ、そなたの髮の毛の森にはよほどの不思議が籠つてゐる。

[#2字下げ]雪[#「雪」は中見出し]

シモオヌよ、雪はそなたの頸《えり》のやうに白い、シモオヌよ、雪はそなたの膝のやうに白い。

シモオヌよ、そなたの手は雪のやうに冷たい、シモオヌよ、そなたの心は雪のやうに冷たい。

雪は...

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[#地から2字上げ]レミ・ドゥ・グルモン[#「レミ・ドゥ・グルモン」は大見出し]

[#2字下げ]髮[#「髮」は中見出し]

シモオヌよ、そなたの髮の毛の森にはよほどの不思議が籠《こも》つてゐる。

そなたは乾草《かれくさ》の匂がする。牛なぞのながく眠《ね》てゐた石の匂がする。鞣皮《なめしが...

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世間のある人人には

[#2字下げ]世間のある人人には……[#「世間のある人人には……」は中見出し]

世間のある人々には、その日々の消光《くらし》がひとりで牌《ふだ》を打つパシアンスの遊《あそび》の如く、またはすつかり覺えこんだ日課を夢うつゝで譫語《うはごと》に言ふ如く、またはカフェエに相變らずの顏觸と薄ぎた...

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